県選手権(現Felix88杯)は、昭和63年にJAが協賛、県協会とKRYの共催で始まり、今年36回目を迎えるU12の県大会で上位3チームが中国大会に進出することになっています。
我がYSSはこれまで16回出場(1期、2期、3期、4期、5期、6期、7期、8期、9期、10期、11期、12期、13期、19期、20期、21期)、7回の優勝(5期、6期、7期、8期、9期、11期、13期)を飾っています。また、中国大会にも13回出場し、3回優勝(6期、7期、13期)しています。ちなみに加藤監督は第1回から6回まで岩国キッカーズを率いて出場(準優勝2回、3位2回)、中国大会5回出場(2回優勝)。8回から10回までは山口サッカークラブを率いて出場(優勝1回、準優勝1回)、中国大会2回出場しています。

一方、山口市選手権は、山口市少年サッカー連盟(加藤会長)の立ち上げとともに第11回県選手権の予選として第1回がスタート。今回で26回目となります。
我がYSSは、第1回(1期生)から第13回(13期)まで13年連続優勝の記録を打ち立てています。その後19期が優勝し、過去26回の大会中、半数を上回る14回の優勝を誇っています。

そんな中、昨年25期がベスト16になった県大会をめざし26期が挑んだ今大会となりました。

<期日>2023年5月13日(土)~14日(日)
<会場>山口きらら博記念公園スポーツ広場
<主催>山口市少年サッカー連盟
<試合結果>
13日 第1ラウンド Aブロック(山口SS、REGALOセカンド、阿知須、太陽)
● 1-2 vsREGALOセカンド
● 0-1 vs阿知須
● 2-3 vs阿知須
ブロック4位 2位以上に与えられる第2ラウンド進出はかないませんでした。

 

 

この日は、朝から雨が降りしきり、また風も強く、思ったよりも体感温度が低いものになりました。
また、クレーのグランドも次第にぬかるんでいきました。
こんな状況下でありながら、選手たちは懸命にプレーを繰り広げ、最後まで戦い抜きました。

しかし、勝負は甘くありません。
全ての試合、1点差で相手に軍配が上がりました。
これが現実です。

 

ここで重要なことは、この大会から何を学び取るかです。
もちろん結果が出れば自信になり、より高いレベルへの挑戦意識も高まるでしょう。
しかし、結果は出なくとも、「大会に向けて取り組んできたこと」や「個々の努力」は必ず実っているのです。

だから、結果に一喜一憂することなく、できたことは自信に繋げ、「チームのフィロソフィー」を貫くことが重要です。

 

実際、今まで実践してきたことの成果も多く見られました。
①オフ・ザ・ピッチの態度「あいさつ」「控え場所の設営」「荷物の管理、整理整頓」「雨の日の荷物対策、ベンチ対策」「雨の日、体温を下げないアンダーの工夫」


②フォア・ザ・チームのメンタリティの成長「人を先に、自分は後に」 「勝ったらみんなのおかげ、負けたら自分にも原因」

③取り組んできた、ポゼッションから崩しのイメージを共有し、ピッチ状況に合わせて辛抱強くプレーできた(安易なロングキックはなかった)。

④球際の勝負へのこだわりが強くなり、先にボールを触ろうとした。

⑤目的がゴールであることを先ず考え、自分の強みを出そうとした。

⑥常に周りを観て情報を入れ共有を図ろうとした。

 

⑦遅らせるディフェンスとプレスバックがオートマチックに出来ていた。

 

⑧攻守のトランディショナルにおける行動がはやくなった。

 

 

~「結果から学ぶ」姿勢こそが尊い~

早速、翌日のMTGでは選手の前向きなサッカーノートの内容が発表され、続いて行われたTRでも高い意欲が見られました。
みんな、「全国のトップレベル」をめざそうと一生懸命です。
この結果に押しつぶされたり、ふてくされたりすることなく「可能性へのチャレンジ」は続きます。
これからも皆様のご声援をよろしくお願いします。

 

結果から学び、次に繋げる選手たちを大変頼もしく思います。
この大会が大きい大会であったからこそ、それに比例して学びも大きいものになりました。
あらためて、この大会に感謝したいと思います。

末筆になりましたが、大会を開催運営してくださいました関係各位、対戦してくださったチームの皆様、応援に駆け付けてくださった皆様、ご支援くださった全ての皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。