<期日・会場>2023年6月4日(日) 山口県セミナーパーク体育館
<主催>山口市少年サッカー連盟
<試合結果>
1回戦
● 山口SS B 1-16 REGALO A
〇 山口SSA 7-4 REGALO B
フレンドリーマッチ
△ 山口SS B 1-1 REGALO B
決勝
● 山口SS A 4-8 REGALO A

山口SS A 準優勝

 

2週間前の土曜日に選手コースがスタートしたのですが、AチームBチームとも身に付けてきたことを出そうと真摯に取り組み、勝敗や点差を超えた進歩が見られました。
応援の保護者の方からも、「子どもはフットサルが楽しいと言っている。参加させて良かった。」「フットサルは見ていてもわくわくドキドキで引き込まれる。フットサルの醍醐味が味わえた。」「子どもの前向きな姿勢に感動した。今後の成長が楽しみだ。」などと肯定的な言葉が聞かれ、終わった後は選手たちを拍手やハイタッチで讃えてくださいました。

2週間の成果としてはとてはとても大きいものがあったと思います。
これからも、この経験を生かし、フットサルやサッカーをもっともっと楽しみ、成長してくれることと確信します。

Aチーム

登録メンバー

背番号 Pos 名前(姓) 名前(名) 学年
15 GK 岩本 将馬 6
6 FP 高田 魁斗 6
1 GK 小見山 雷貴 6
11 FP 児玉 空飛 6
16 FP 森本 汰生 6
9 FP 古川 拓澄 6
2 FP 悠人 6
8 FP 小林 蘭太郎 6
10 FP 石井 黎皇 5
14 FP 品川 大武 5
12 FP 野坂 大志朗 5
7 FP 得利 泰暉 5

 

 

 

 

 

Bチーム

登録メンバー

背番号 Pos 名前(姓) 名前(名) 学年
12 FP 池田 凛人 5
11 FP 部坂 亮太郎 5
2 FP 川上 直斗 5
21 FP 田中 琉真 5
9 FP 吉岡 聖嵐 5
65 FP 堀山 晃翔 5
20 FP 浅井 結太 4
46 FP 中村 海翔 4
26 FP 隆二 4
4 FP 吉山 藍記 4
39 FP 原川 朔太郎 4
16 FP 髙橋 羽空 4
3 GK 三好 湊大 4

 

 

 

 

ところで、この2週間のミーティングとトレーニングで何に取り組んだのかをおさらいしておきたいと思います。
めざしてきたのは「インテリジェントなサッカー」です。
フットサルはサッカーに比べ空間と時間が狭く短いため、「速い判断」を養うのに適しています。
つまり、速い判断が必要なフットサルをインテグラルにTRすることで「インテリジェントなサッカー」を身に付け、その後のサッカーや生活にもつなげてほしいと考えました。

したがって、W-UPや基本練習においても単なるドリルは避け、試合の状況を想定して「判断→選択→実行」がインテグラルに行えるようコーディネーションやライフキネテックを取り入れました。
さらには、「判断→選択→実行」によって導かれた一つのプレーを取り上げた時でも、その取り上げたプレーのビフォー・アフターについても「現象の分析→判断→選択→実行」をひとつながりで思考してプレーするTRにしていきました。

例えば、「TRのテーマがカウンターの守備1対2」の場合。
ビフォー:ひとつ前の状況の例として、「蹴ったコーナーキックがニアで相手にはじかれた」と想定し、その状況からTRをスタートします。
本テーマ:はじかれたボールから相手にカウンターを仕掛けられれ、テーマである1対2の守備が始まります。相手のカウンターがはじまるファーストボールが奪えるか奪えないか判断し、奪えるならダイレクトでシュートを撃つか、トラップして丁寧なプレーを選ぶか選択して実行します。奪えないと判断したら、味方が戻る時間を稼ぐために相手がシュートかパスか迷うような立ち位置と振る舞いを選択し実行します。そして、遅らせている間に戻ってきた味方が素早くかかわり相手カウンターをしのぎます。
アフター:テーマはカウンターの守備ですが、守備したあと、もし奪ったらどうづるかまで想定します。奪ったら逆にカウンター攻撃のチャンスです。3対2の状況に切り替えてゴールを狙います。
そこまで考えてプレーする習慣を身に付ければ普段のサッカーにおいてもトランディションのスピードと質も数倍向上していくはずです。

そのような方針でMTGとTRを実施し、保護者にも理解していただけたことで、すこしずつ成果が表れてきました。
・なぜ足の裏でトラップするのかそのメリットを実際のTRの中で実感し、プレーの質の向上が見られた。
・常に数的優位劣位が起きる中でいかに次の行動をとるべきか、状況把握から実行までの時間がコンパクトになってきた。
・ボール状況から次の現象を予測しオフザボールの動きの質がより早く的確になった。
・オフザピッチにおいても、あいさつ、返事、集合態度、整理整頓などが洗練されていった。

そして迎えた今日の試合。
Aチームは、1試合目セットプレーなどからの連続失点で前半を0-3で折り返したものの、後半練習してきたトランディションの速さやデザインされたセットプレーなどから得点を重ね見事な逆転劇を演じました。
決勝は、シュートチャンスを逃さずに速い判断でシュートを撃つ相手に得点を先行されたものの、チーム一丸となってしぶとく戦い、一時追いつくシーンも創出できました。
結果的には、優勝できませんでしたが選手たちは自分の特徴を生かしながら練習してきたことを試合で再現でき、大きな手応えを感じたようでした。

Bチームは、4・5年生だけのチームながら「ゴールを奪う」「ゴールを守る」という大原則を念頭に置いた、果敢なプレーを見せてくれました。
トレーニングでこだわってきたように、どんな相手であろうと目の前の勝負から逃げずに挑むプレーが見られ、選手たちを誇りに感じました。
そして、REGALO Bとのフレンドリーマッチで、1ー1の引き分けまで行けたのは大きな自信になったことでしょう。

 

 

そして、最後にもう一つ、大きな大きな副産物が得られました。
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”一体感”です。
普段は別々のチームでプレーしている選手同士なのに、フットサルの試合を一緒に成し遂げていくなかで、湧きあがる感動が共有され、気付いたらピッチもベンチも応援席も一つになって盛り上がっていたのです。

このように素直に喜びが分かち合えるチームになれたことがYSSFの最大の収穫でありこれからの強みだと感じます。
我が子だけでなく、全選手を温かいハイタッチで讃えてもらえた経験は、一人ひとりの心に響きメンタルを強く強く育んでくれることでしょう。
子どもも大人も素敵なYSSFの皆さんと一緒なら益々強くなれるはずです。
あらためて選手コースの素晴らしい選手と素敵なご家族の皆様に感謝いたします。

ありがとうございました。