大島町久賀のコバヤシスタジオ様から1枚のパネルが送られて来ました。
3月末のサザンセト大島少年サッカー大会のときのものでした。

包みを開いた途端に目に入ってきたのは、集合写真に写った選手一人ひとりの美しい立ち姿と穏やかな表情です。
あまりの素晴らしさにしばらく時を忘れて見とれてしまいました。
コバヤシスタジオ様の許可を得たので公開します。

 

この世の何ものにも例えようのないほど品のある凛とした所作、穏やかなで爽やかな表情の子どもたちに、改めてリスペクトの念を抱かされると同時に大きな喜びに浸ったのでした。
断っておきますが、この写真は優勝したとかスペシャルなことがあった直後とかの写真ではありません。
なのに、この笑顔、この余裕、この自信に満ちた表情ができるでしょうか。
しかも25期生9人全員がです。

これは、コバヤシスタジオ様の腕の確かさを差し引いても、一朝一夕にできるものではないと感じます。
「泣くは人生、笑うは修行、勝つは根性」とは、ご主人を失いながらも経営を立て直したある旅館の女将の言葉です。
普通に生きていたのでは、様々な経験に基づく豊かな内面の表れであるこの笑顔は出てきません。
だからこそ、この写真は奇跡だと思いますし、神の存在すら感じます。
そのような25期生と共に泣き笑い「可能性へのチャレンジ」を貫いてこれたことを心から誇りに思います。

38年前に岩国の小学校で新任のころ、故好川武志校長先生から「人相を変えるのが究極の教育だ」とも聞かされました。
この写真に出会えた今、「生きていてよかった。至福の時がもたらされた。」と感無量になりました。
今ではかないませんが、好川校長先生に見ていただきたい、なんて仰るだろうかと思います。

こんな内面を獲得した25期生は、これからもきっと目先のことに一喜一憂することなく、志をもち、自らアクセルを踏んだり、ブレーキをきかせたりしながら自らの道を切り開いていくことと確信します。

このような子どもが育つ所以は、YSS25期の保護者の皆様をはじめとする全ての保護者・関係者の皆様の見識と品格の高さに他なりません。
本当に皆様に感謝しかありません。

 

四半世紀を経て26年目に入ったYSSは、これからもこのような表情の子どもが育つ環境を維持発展させて参ります。
みんなで毎日を、特別な日のごとく笑顔で、有難く「可能性へのチャレンジ」に挑みましょう。

今日も、楽しく力一杯プレーする素敵な自分と友達に出会えることを楽しみに!